畑岡奈紗は失速8位…ティーショット乱れV争いから脱落
【カナディアンパシフィック女子オープン】
今大会初日に64をマークして米女子ツアー初の首位スタートを切り、最終日は単独首位のブルック・ヘンダーソン(20=カナダ)に1打差2位発進と2勝目に向けて絶好のチャンスだった畑岡奈紗(19)。
米女子ツアーは最終日もスコアの伸ばし合いになる。それは畑岡自身が一番よくわかっている。
初優勝した6月の「NWアーカンソー選手権」では最終日に63(8アンダー)で回り、プレーオフに進出して2位に終わったメジャーの全米女子プロでも最終日に64(8アンダー)をマークしている。
最終日は相手のミス待ちではなく、コースを攻め続けてバーディーを積み重ねなければレベルの高いフィールドでは勝てないからだ。
だが、出だしの1番で追いかける畑岡がボギーをたたき、逃げるヘンダーソンがバーディーを決めて、いきなり3打差に開いてしまう。6番ではティーショットを右に曲げて池ポチャになり、2.5メートルのパーパットを決められずボギー。ここでもヘンダーソンはバーディーを奪って5打差。ヘンダーソンの背中がどんどん遠くなっていった。