元ボクサー西島洋介さん ジム経営とVIPボディガードの今
高校進学後、埼玉・オサムジムに入門。日本人初のヘビー級ボクサーを目指して猛練習を始めた。卒業直後の1992年3月に「西島洋介山」のリングネームでプロデビュー。3ラウンドKOで勝利し、5戦目に判定で敗れるも、それ以外は6割強のKO率で連戦連勝。95年2月、11戦目にしてNABO北米クルーザー級王座を判定で勝ち取り、日本人初の重量級チャンピオンとして一躍脚光を浴びた。
キャラも濃かった。リングシューズの代わりに地下足袋を履き、繰り出すのは「手裏剣パンチ」に「宇宙パンチ」。
「全部、ジムの渡辺会長のアイデア。プロならお客さまを楽しませろ! 負けるときはダイナミックに負けろ! 楽しませてこそプロ!! と教えられました」
翌96年10月にはOPBF東洋太平洋クルーザー級、97年7月にWBF世界クルーザー級の両王座を奪取。この間、結婚したほか、「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングコーナーに出演するほどの人気だった。
だが、契約のこじれから渡辺会長と袂を分かち、99年に単身渡米。現地ジムで猛練習に明け暮れたが、ひじの故障が原因で2003年7月に活動を休止した。