3度目トリプルスリー ヤクルト山田を変えた7000万円大減俸
9日のレギュラーシーズン最終戦で、ヤクルトの山田哲人(26)が自身3度目となる「トリプルスリー」(打率.315、34本塁打、33盗塁)を確定させた。
「自分のスイングだったり相手の配球を考え、自分がどうするべきかを心がけてきた」
そう振り返った山田が初めてトリプルスリーを達成したのは2015年。翌16年にはプロ野球史上初となる2年連続のトリプルスリーを記録し、今回、自身の持つ記録をさらに更新した。
しかし、昨季はWBCへの出場が影響して大スランプ。山田が「続けることの難しさを学んだ」と話したように、全試合フルイニング出場を果たしたものの、打率は.247に沈み、チームが最下位に低迷する一因にもなった。そんな山田を復活させたのが地獄の秋季キャンプだった。
山田は最多安打のタイトルを獲得した14年オフから3年間、侍ジャパン日本代表メンバーへの選出もあって秋季キャンプの参加を免除されていた。しかし、昨季の成績不振でチームは大幅な内閣改造を敢行。宮本ヘッドコーチが就任し、秋季キャンプ免除の権利を“剥奪”された。山田を教える杉村繁巡回コーチが言う。