「冠大会と変らない」日本オープンのコース設定にプロ苦言
冒頭の並木プロは「これでは見ているファンがつまらない」と言って、こう続ける。
「今年のコースはフェアウエーが広く、ラフも短い。グリーンもソフトでビタッビタッと止まる。初日に7アンダーの首位が3人、6アンダー3人もうなずけます。歴史と伝統もあり、タイトルに重みもある日本オープンなら、冠トーナメントとは異なるコースセッティングで、選手の技術を最大限に引き出して欲しい。ドライバー、フェアウエーやラフからのショット、アプローチ、パッティングまで、アマチュアがうなるプレーをファンは見たいのです。今更ラフを伸ばすわけにはいきませんから、せめてグリーンを固めてナイスショット以外はスピンが利かないようにしなければ、バーディー合戦になるだけです」
2年ぶり4度目の出場で日本でも人気者のA・スコットは初日4アンダーの11位タイ。「明日も今日のように良好なコースコンディションなら10アンダーまで行くことは可能だと思う」と、バーディーラッシュしか頭にない。これでナショナルオープンに値する大会になるのか……。