大谷のボス決定 エ軍オースマス新監督は日本人選手を熟知
大谷翔平(24)の来季からのボスが決まった。
今季限りで退任したマイク・ソーシア氏の後任を探していたエンゼルスは21日(日本時間22日)、GM特別補佐を務めたブラッド・オースマス新監督(49)の就任を発表。複数の米メディアによると、契約は来季からの3年間。
昨季まで指揮を執ったタイガースでは4年間で通算314勝332敗。就任1年目の14年には90勝72敗でア・リーグ中地区優勝に導いた。
ビリー・エプラーGMはオースマス氏の就任に関して「複数の候補者と面談を行い、最終的にブラッド(オースマス氏)のコミュニケーション能力、統率力、新しい戦略、戦術への理解、決断の仕方など、バランスの良さを評価して、今回の決定に至った」と談話を発表した。
今季は同GMの右腕を務めてきただけに、大谷の二刀流に関しては理解しているとみられ、日本人選手についても熟知している。現役時代は捕手としてタイガース、アストロズ、ドジャースでプレーしたオースマス新監督。野茂英雄、黒田博樹、木田優夫ら多くの日本人投手とバッテリーを組んだ。ド軍時代には黒田登板の際、8試合(計21回3分の1)にマスクをかぶり、防御率3・48とまずまずの結果を残している。
大谷の二刀流復帰は再来年になるが、新監督の手綱さばきはいかに。