ベネズエラとドロー 森保ジャパンは“世代交代”に課題山積

公開日: 更新日:

 16日のキリンチャレンジカップ・日本代表(世界ランク50位)―ベネズエラ代表(同29位)戦が1―1のドロー決着に終わり、森保監督は「史上初のA代表初采配から4連勝」を逃してしまった。

 試合は右SB酒井宏(28)の独壇場だった。前半39分、FKから酒井宏がジャンピングボレーシュートを決め、うれしい代表初ゴール。ところが後半35分、その酒井宏がPA内で相手FWを背後からジャンピングニーバットでなぎ倒してしまい、献上したPKを決められた。

 この日は、森保ジャパン体制になってから頭角を現した欧州組3人衆のMF堂安(20)、MF南野(23)、そしてMF中島(24)が先発出場。持ち味であるスピード、ドリブル突破、俊敏性を押し出しながらプレーしたが、ゴールに絡むことが出来なかった。独ブンデスリーガ1部でコーチ経験のある評論家・鈴木良平氏がこう言う。

「彼らには<パンチのあるシュート力>が足りなかった。ズドンと強烈なシュートや切れ味鋭いシュートをここぞという場面で決めてみせ、試合を決定付ける仕事をして初めて<チームの主軸>として評価される。彼らに今、必要なのは所属クラブでもっと多くのゴールを決め、独ブンデスリーガ、英プレミア、スペイン、イタリアの4大リーグに引き抜かれ、そこでも活躍すること。森保ジャパンの進める世代交代は順調か? と問われると『課題は少なくない』と言わざるを得ない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に