鹿島DF昌子に仏行き報道 トゥールーズ移籍は“吉”と出るか
ACLを制してアジア王者となった鹿島のDF昌子源(25)が来年の1月、フランス南部の1部トゥールーズに移籍することが明らかになった。
ロシアW杯16強の原動力となり、ACL決勝2試合にフル出場して鹿島の20冠に貢献。W杯終了後にもフランスから複数のオファーが届いていたが、昌子本人は「アジア制覇を成し遂げてから欧州にチャレンジする」と移籍にはやる気持ちを封印し、年明けから満を持してフランスでプレーするというのだ。
気掛かりなのは身長182センチ、体重74キロの昌子が、どうしても欧州ではフィジカル的に見劣りすること。特にフランスには屈強なアフリカ系選手が多い。昌子のフランス行きは正解なのか?
「昌子の最大の武器は<総合的なディフェンス力>です。守備の洞察力があり、それを迷わずに実行する決断力、そして試合中の修正力が優れています。完全アウェーとなったACL決勝第2レグでは、その特性がフルに発揮されました。現時点では、やや足りないデュエルの強さに磨きをかければ、歴代の日本サッカーを代表するディフェンダーになり得るでしょう」(サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当の河治良幸氏)