仮面夫婦ついに…元貴乃花親方・景子夫人“離婚の引き金”
そんな夫婦間の亀裂が決定的になったのは、今年2月の理事候補選だったという。
貴乃花は日馬富士暴行事件での対応を問題視され、年明けに理事を解任された。かつての同志だった伊勢ケ浜親方に加えて、山響親方もたもとを分かった。理事候補選を前に、一門内からも離反者が続出。彼らの支持を得た阿武松親方の立候補も決まった。返り咲きを狙って理事候補選に立候補したとしても、落選するのは火を見るより明らかだった。
「女房の反対を押し切って選挙に立候補、わずか2票しか獲得できずに落選したことが決定打になった」と、ある親方がこう続ける。
「貴乃花は日馬富士暴行事件をきっかけにクーデターをもくろんだものの失敗、理事の地位まで失ってしまった。それでも臥薪嘗胆、黙って復活の機会をうかがっていれば将来、日の目を見る可能性もゼロではなかった。だからこそ女房も立候補に反対したのでしょう。けれども選挙に出て、しかも惨敗、協会内で完全に支持を失ったことで、その可能性もなくなったわけですから」
貴乃花はかつて、協会内外で絶大な人気や支持を集めていた。将来的には理事長のイスも手に入っただろうに、急くあまり事を仕損じた。