女子ツアー来季2試合減 小林会長「画期的」強弁の裏の嘘
来季日本女子ツアーの試合日程がきのう(18日)、都内ホテルで発表された。
例年なら、きょう(19日)行われるツアー優勝者を集めた華やかなLPGAアワードで発表するのが恒例だが、今年は「混乱を避けるため」(関係者)1日早まった。
というのも、かねて懸案だった女子プロ協会と大会主催者との放映権トラブルが長引いていたからだ。
当初は主催者との協約書締結は9月25日だった。それが主催者から異議申し出があり11月28日に延期され、それでも決まらずに12月13日が最終締結日となった。
しかし、協会は協約書を結ばない主催者に「試合開催の意思がないとみなす」と脅しとも取れる最終通告を突きつけ、交渉が決裂したのだ。
中止大会は「KKT杯バンテリンレディス」(主催・熊本県民テレビ)、「中京テレビ・ブリヂストンレディス」(同・中京テレビ、ブリヂストンスポーツ)、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(同・宮城テレビ放送)の3試合。またサイバーエージェントが特別協賛を降り、下部ツアーのパナソニックレディースが昇格して名称変更。新規大会に資生堂アネッサレディスオープンが加わった。今季38試合から2試合減の36試合になり、賞金総額は3336万円減と8年ぶりの減少となった。春のメジャー「ワールドレディス選手権サロンパス杯」はスポンサーが決まらず、協会単独主催の「LPGAウィメンズ選手権(仮称)」となる。