大谷の“天敵”右腕を獲得も…エンゼルスは来季も苦戦必至?
投手陣の立て直しを図るエンゼルスが右腕を獲得した。
20日付(日本時間21日)のチーム公式サイトによれば、アスレチックスからFAになっていたトレーバー・ケーヒル(30)と合意。1年契約、年俸900万ドル(約10億133万円)で、登板イニング数に応じた出来高が付く。先発3番手以降を務める見込み。
通算80勝(83敗)のケーヒルは今季、アスレチックスで21試合(計110.0回)に登板し、7勝4敗、防御率3.76。対戦は少ないながらも、エンゼルス・大谷が苦手としていた投手のひとりだ。大谷はケーヒルのチェンジアップにタイミングが合わず、今年8月12日の対戦では2三振を含む3打数無安打に抑えられた。
これでエンゼルスは今オフ、先に合意したマット・ハービー(レッズからFA)と合わせ、先発投手2人を補強。いずれも、実績はあるものの、ここ数年は故障もあって精彩を欠いている。
来季は打者に専念する大谷の穴埋めとして獲得したハービー、ケーヒルの2人が新天地でも不調が続くようなら、エンゼルスは来季も苦戦を強いられかねない。