争奪戦から撤退濃厚…それでもエ軍は雄星でソロバンはじく

公開日: 更新日:

 来季、「投手大谷」を欠くエンゼルスの補強が着々と進んでいる。

 日本時間21日には、アスレチックスからFAになっていた右腕トレーバー・ケーヒル(30)と1年契約で合意。今オフはすでに元メッツのエース右腕マット・ハービー(29=レッズからFA)を獲得しており、これで来季の先発ローテーション5人が決定した。

 実績ある先発右腕2人を獲得したことで、一時は関心を寄せていた菊池雄星(27)取りから撤退するのは濃厚だが、エンゼルスはその菊池でソロバンをはじいているという。

 くしくも菊池獲得に動いているのは、同じア・リーグ西地区であるマリナーズ、レンジャーズの2球団。両球団のGMとも菊池獲得を「今オフの最優先事項」と話し、争奪戦も辞さない構えだ。

 エンゼルスはこの2球団の動向から、同じ花巻東出身で、来季は打者に専念する大谷翔平(24)との直接対決に注目が集まるとみているのだ。

 菊池がマ軍かレ軍に入団すれば、地元ファンのみならず、日本からの集客も見込める。来季の大谷は登板せず、二刀流を封印するだけに、ファンに与えるインパクトは小さくなる。そこで、エ軍は日本人対決を集客の目玉のひとつに当てにしてるようなのだ。

 花巻東対決が話題になるかどうかはともかく、大谷が苦手(打率2割2分2厘)とする左腕の菊池をどう攻略するかは見ものではある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり