畑岡が米ツアー2勝目 日本女子との“心技体の差”をプロ解説
【TOTOジャパンクラシック】
日本で唯一開催される米女子ツアーの今大会は、4打差3位発進の畑岡奈紗(19)が67で回り、逆転で今季2勝目を挙げた。
「今年は米国で初優勝して、その後も優勝争いをしたけど、なかなか勝てなかった。この試合で勝ちたいという気持ちもあり、結果を出せたのはうれしい。成長した姿を見てもらいたいというのがあった」(畑岡)
この日は10番までに5バーディーを奪い、通算14アンダーに伸ばして単独首位に立っていた。
ところが11番、12番と連続ボギーを叩き、C・シガンダに並ばれ嫌な流れになりかけた。しかも、続く13番でもティーショットを左ラフに曲げた。つま先下がりのライから164ヤードを7番アイアンで打ったがグリーンに届かず、28ヤードのアプローチが残った。そこで畑岡はPWを手にしてピン上1メートルにつけ、パーで切り抜けた。
そして直後の14番バーディーにつなげて再び息を吹き返したのだ。
「3連続ボギーになると立て直すのはすこし難しかった。13番はグリーンが受けているので、58度や54度のウエッジではピンに寄らない。PWで転がす方がライン出しができるしイメージしやすい。米ツアーに行ってから、やらなければいけないと覚えた」(畑岡)