勢い止まらぬ畑岡奈紗 球質重くなりアイアン精度トップ級
米1勝、日3勝
ウォルマートNWアーカンソー選手権の初優勝だけでもすごい快挙なのに、その翌週のメジャー全米女子プロ選手権では9打差23位発進の最終日に猛チャージを見せてプレーオフに残り2位。
今、米ツアーで戦う畑岡奈紗(19)の勢いが止まりません。樋口久子さん以来、実に41年ぶりとなる日本人選手のメジャー優勝にあと一歩まで近づく大健闘に、ゴルフ界も大いに盛り上がっています。
畑岡のゴルフ技術は確実に進歩しているとはいえ、米女子ツアーは選手層が厚くレベルも高い。それだけでなくコース設定も日本ツアーとは違います。
参戦2年目ではまだ環境にも慣れず、日本女子オープン連覇の実績があっても簡単に勝てるほど甘いツアーではない、というのが大方の予想だったはずです。
そんな周囲の評価をあっさり乗り越えて、畑岡はいかんなく実力を発揮しています。
初優勝は3日間22バーディー、1ボギーとスコアを伸ばし続けて2位に6打差をつける圧勝です。大会レコード更新でした。