本当に新人? 根尾昂の「プロ意識」に中日指揮官メロメロ
すっかり大人を「骨抜き」にしている。
10日、中日のドラフト1位の根尾昂(18)が新人合同自主トレで体を動かした。キャッチボールでもさまざまなケースを想定しながら行うというルーキーは「一球一球考えてやっています」と意識の高さを披露。入寮では野球協約と野球規約を持参するなど、18歳らしからぬたたずまいで周囲を驚かせてきた。
これまでの新人とは一線を画す存在感に、与田監督も「ボールを捕ってどう動くか、全部自分で考えてやっているね。脳をしっかり使っている」とベタボメだった。
根尾は高校時代から完全休養日をつくらない「無休の男」。9日、休日返上で2時間練習に打ち込むと、“抜き打ち”で球場を訪れた与田監督に対し、結果としてアピールに成功。親子ほどトシの離れた指揮官ですら、手のひらで転がしてしまうのか。
一方、ファンをとりこにしたのは根尾と大阪桐蔭の同期、藤原恭大(18)。この日、ロッテの新人合同自主トレがスタートし、藤原を守るため二軍施設に警備員を置くことが決まった。もちろん球団史上初だ。
甲子園を沸かせた大阪桐蔭コンビ。プロの世界では違った角度から注目を集めている。