雄星も救援陣に足引っ張られ…マリナーズに急失速の危機
マリナーズ・菊池雄星(27)が勝ち運に恵まれない。
メジャー4試合目の登板だった10日(日本時間11日)のロイヤルズ戦は6回を3失点の好投。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、救援投手が同点に追い付かれて白星が消滅。3月29日のレッドソックス戦から3戦連続でリリーフ陣に足を引っ張られ、いまだ勝ち星がない。
ツキのない新人左腕とは対照的に、チームは12勝2敗で、ア・リーグ西地区首位。30球団トップのチーム打率2割9分5厘、総本塁打(34)、総得点(110)と強力打線を武器に開幕ダッシュに成功した(記録は10日終了時)。ここまで15試合連続本塁打は2002年のインディアンスと並んでメジャー最長タイ記録だ。
当時のインディアンスは今季のマリナーズ同様、開幕から絶好調だったが、徐々に後退。現役時代、ヤクルトでプレーしたチャーリー・マニエル監督はレギュラーシーズン途中に解任され、ツインズ、ホワイトソックスの後塵を拝し、ア・リーグ中地区3位に終わった。
インディアンスの大失速は、マリナーズ同様、不安定なリリーフ陣が原因だった。