心技体すべて未熟…松山英樹がマスターズで露呈した限界
しかし、昨年はメジャー大会でベスト10フィニッシュはなし(全英は予選落ち)。ツアー優勝も17年WGCブリヂストン招待が最後であり、世界ランクも26位まで落ちた。技術の進歩が止まっているだけでなく、メンタル面も世界で戦うレベルにとうてい及ばない。スコアが悪いとふてくされたような表情で取材に応じる不遜な態度に出ている。
欧米ツアーのトッププロたちはスイングやショートゲームの指導者を常に求めている。世界ランク2位のD・ジョンソンや同4位のB・ケプカはハーモン親子がついている。ウッズのようにコーチを頻繁に代えるプロもいる。
松山はピート・コーウェンという有名なコーチに教えを受けることがある。今大会も練習場で助言を受けているが、一年を通してスイングを見てもらう専属コーチやメンタルの指導者はいない。「4大メジャーのすべてに勝ちたい」という目標を掲げているなら、「現状打破」を真剣に考える時期にきているのではないか。
■小暮博則プロがスイングを解説
レッスンに定評のある小暮博則プロが、ドライバーのミスが多い松山のスイングについてこう解説する。