「勝利の方程式」崩壊危機…巨人が狙う“抑え助っ人”の名前

公開日: 更新日:

■原監督の危機管理

「クックがコケたら皆コケたでは困る」

 宮本コーチは開幕前にこう漏らしていた。そのため、新クローザーの負担を減らし、勝利の方程式を2通り作る構想もあるにはあったが、勝利の方程式を作る構想自体、怪しくなってきたのが実情だ。

 そのクックはこまで4戦4セーブ、防御率0・00と好スタートを切ってはいる。が、クイックが遅いなど、走者が出てからの弱点が指摘されているうえ、まだ1点差以内での登板はない。緊迫した場面での実力は未知数と言わざるを得ない。さるチーム関係者がこう言う。

「宮本コーチが言うまでもなく、クックにすべてを託すようなことは危険だし、そうはしないでしょう。なので開幕前から他にクローザーを任せられる新外国人投手を探しているし、それはいまも続いています。巨人の5年連続V逸は歴史上なく、3度目の就任となった原監督にとって、今年はどうしても負けられない。助っ人にも二の矢、三の矢を用意する。原監督がよく言う危機管理です」


 つまり巨人の新助っ人探しは、勝利の方程式の解体危機によって、いよいよ加速するということだ。実際問題として、巨人はバリバリの抑え投手を米国から連れてくることができるのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース