志願するも登板せず…阪神・藤浪に“二軍でもイップス”懸念
結局、マウンドに立つことはなかった。
不調で二軍調整中の阪神・藤浪晋太郎(25)は、25日のソフトバンク二軍戦でも登板することなく、実戦復帰は30日からのオリックス戦以降に持ち越しとなった。
藤浪は3月12日の中日戦後に二軍降格して以降、復帰のタイミングを首脳陣から一任され、安藤二軍育成コーチが“お守り役”となって調整を続けてきた。ブルペン投球で手応えを掴んだことで、自ら志願する形で、23日からのソフトバンク3連戦で1イニングをめどに登板する予定だった。
実際、試合中にブルペンで準備する姿もあったが、平田二軍監督は肩肘の故障などのアクシデントを否定した上で、今後の登板については「タイミングを見て」と話すにとどめている。さる阪神OBがこう言う。
「試合で投げるか投げないかは、藤浪の気持ち次第。この3連戦、明確な登板日は決まっていませんでした。首脳陣は藤浪が行けると言えば、マウンドに送り出すつもりだったというのです。藤浪はブルペンで準備をしたものの、自分自身で投げないと判断したことになります」