志願するも登板せず…阪神・藤浪に“二軍でもイップス”懸念

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 藤浪は3連戦前に「マウンドに立てばいろいろと意識するでしょうけど」と言っていた。それ以前に、気持ちの面で試合で投げる状態には至っていない、ということになる。

 藤浪は2017年にヤクルト畠山に頭部死球を与えたことで制球難が酷くなり、特に右打者の内角をほとんど攻められなくなった。今年もキャンプ紅白戦から2度ぶつけ、2月24日の中日戦では右打者の木下に死球を与えた。3月2日のソフトバンク戦でリリーフ登板した際には、右打者の場面で相手ベンチが次々と左打者を代打へ送った。さらに同12日の中日戦では、中日がスタメンに左打者をズラリと並べた。それでも藤浪は亀沢に死球を与えるなど、4四死球、2暴投とボロボロだった。

「対戦相手とすれば、藤浪相手に右打者を立たせることは危険極まりないということでしょうが、藤浪本人もショックだったはず。死球のトラウマに拍車が掛かったとしても不思議ではない。今は投げたくても投げられないのではないか」

 と、古株のOBはみている。

 心のキズはとてつもなく深そうだ。

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