生き証人3人が語る 平成5年「ドーハの悲劇」の真実<前編>

公開日: 更新日:

六川「実はアジア杯の決勝戦直前に都並さんに怒鳴られてしまいました」

都並「えっ? 僕が(年長者の)六川さんを怒鳴るなんて覚えてないのですが。本当ですか?」

六川「ウルトラスのメンバーから『(応援用の)日の丸の旗にサポーターが寄せ書きをした。優勝したらラモスさんに手渡したい。ぜひ受け取ってほしいと伝えてくれ』と頼まれた。でもラモスさんにお願いするのは気が引け、サポーターの気持ちが一番分かる都並さんならラモスさんに伝えてくれるかな……と思ってお願いしたら『何を言ってるんですか! それどころじゃありません!』と言われてしまいました」

都並「いやぁ~覚えてません(苦笑い)。でも、いくら陽気な僕とはいえ、さすがに試合前は人が変わりますから。ただ、声を荒らげることはなかったですよね。申し訳ありませんでした」

六川「決勝が終わってピッチレベルで撮影していた時、少し離れたところで目が合った瞬間、会釈をしながら右手をひょいっと上げて<すいませんでした>と伝えてくれました。あれから26年が経ってしまいましたが、試合前に無遠慮なお願いでした。改めてすいませんと言わせて下さい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が