先発陣では断トツ年俸も…ヤ軍田中の防御率3.77は5人中4位
ヤンキース田中将大(30)が7日(日本時間8日)、3勝目(3敗)をかけて本拠地・ニューヨークのマリナーズ戦に先発。6回3分の1を投げて5安打2失点2四球4奪三振だったが、勝敗は付かなかった。試合はヤンキースがサラナラ勝ちした。
メジャーは近年、FAの高年俸選手を敬遠する傾向にある。実績あるベテランにバカ高い給料を払っても、すでに下り坂だったり、それまでの勤続疲労がたたって故障がちだったりすれば、大金を投じた意味がない。だったらマイナーの若手成長株を育てた方が得策と考える球団が増えているのだ。
例えば、ア・リーグ投手の防御率上位3人、グラスノー(25歳、レイズ、1.47)、ターンブル(26歳、タイガース、2.31)、ヘルマン(26歳、ヤンキース、2.35)は、いずれもFAを取得していない若手で、年俸は六千数百万円に過ぎない。
そのうちのヘルマンに目下、エースの座を奪われているのがヤンキースの田中将大(30)だ。
24.4億円の年俸はチームの投手ではナンバーワン(チーム全体では2位)なのに、防御率3.77は先発5人の中でビリから2番目だ。