田中は好投も報われず…今後の不安はヤ軍正捕手のザル守備
ヤンキース・田中将大(30)が8日(日本時間9日)のアストロズ戦に2勝目(0敗)をかけて登板。6回3安打1失点3奪三振と好投し、今季2勝目の権利を持って降板したものの、救援陣が打ち込まれ、ヤンキースは3-4で逆転負けを喫した。
2年ぶりの開幕投手を務めた今季は2試合(計12回3分の1)を投げ、防御率1.46。被本塁打、与四死球ともにゼロと順調なスタートを切っていた。右肩痛で戦列を離れているエース右腕セベリーノ(25)の穴を十分に埋めそうだが、今後に不安がないわけではない。田中本人の調子はともかく、正捕手に足を引っ張られかねないからだ。
23歳の若さで伝統球団の正捕手に収まったゲーリー・サンチェス(26)。17年に33本塁打をマークするなど、強打の捕手として知られる。今季も4番に座り、7日のオリオールズ戦では3本塁打。打撃は上り調子(打率2割5分、6本塁打、9打点)なのだが、問題はそのお粗末な守備である。
キャッチングに難があり、昨季はリーグワースト18捕逸を記録。今季、この試合の前までで7試合マスクをかぶり(田中とは1試合)、捕逸はないものの、悪送球で4失策を記録するなど依然として守備はひどい。