コーチはバレにお灸 泥沼13連敗ヤクルトが主砲外した理由
■相性悪い大瀬良
もう2週間以上、勝ちに見放されている。
ヤクルトは29日、広島に敗れて、泥沼の13連敗。球団記録の「16」まであと3に迫った。
この日の広島の先発は、対ヤクルト戦10勝無敗の右腕・大瀬良。ヤクルトベンチはスタメンに先発の高橋を含む7人の左打者を並べた。4番には村上を入れ、ここまで12本塁打、34打点のバレンティンをスタメンから外した。
宮本ヘッドコーチはバレンティンを外した理由をこう説明した。
「総合的に判断した。大瀬良との相性が良くないというのも加味されたと思う。本人が納得したかどうかは分からないけど」
バレンティンの対大瀬良の通算成績は30打数6安打(打率.200)。最後にヒットを打ったのは17年9月で、昨季は9打数無安打1四球、10打席連続無安打に抑えられている。確かに「相性は良くない」。
とはいえ、泥沼の連敗街道から抜け出せない中、主砲をあえてベンチに置いたのは、前日の守備で左前打の処理をミスしたことへのペナルティーの意味合いもあったようだ。そのことを聞かれた小川監督は「総合的に判断した」と否定しなかった。