ヤクルト泥沼12連敗…開幕もがいた広島誠也も惨状を心配
28日、ヤクルトが泥沼の12連敗。この日の相手だった首位の広島も開幕後は不振にあえいでいた。4月に今季最多の5連敗。昨季まで3連覇の常勝球団も最下位脱出までに約1カ月を要した。
4番を任されている鈴木誠也(24)はヤクルトの惨状にこう言った。
「きょうの試合は紙一重な部分もあったし、勝った気はしていない。試合の内容が良ければ、(連敗が続いても)次につながる。いかにミスをなくすか。ミスをしていなくて負けるのは仕方ないというか、そこが大事かなと。(連敗中は)自分たちも反省するところはたくさんあった。ミスさえなくなれば(連敗は)止まるし、上がってくると思います」
広島も連敗中はポロポロやる場面が目立った。5連敗の皮切りとなった4月7日からは4戦連続でエラーを記録。同10日には4失策で大敗を喫した。広瀬外野守備コーチはこう話す。
「はじめに(開幕で)つまずいたおかげで、常に緊張感を持ってやれている。何がいけなかったのか、何が足りなかったのかを考え、同じミスを繰り返さないという意識が選手に出てきたのがようやく形になってきた」