ウィザーズ八村塁のバスケW杯代表招集を阻む「3つの障壁」
NBAプレーヤーが、日本でベールを脱ぐ。
日本協会は昨25日、W杯(8月31日開幕=中国)に向け、8月に強化試合を行うと発表。フリオ・ラマス・ヘッドコーチ(HC)の方針の下、8月12日のニュージーランド(世界ランキング38位)戦、同22日のアルゼンチン(同5位)戦など、いずれも強豪相手に4試合を行うほか、W杯出場国との練習試合を含めて最大で4試合実施する。
先のNBAドラフトで日本人初の1巡目指名を受けた八村塁(21=ワシントン・ウィザーズ)、昨季、メンフィス・グリズリーズでプレーした渡辺雄太(24=顔写真)らのNBA組の出場も見込まれる。
注目の八村の招集について日本協会の東野智弥技術委員長は、すでにウィザーズ関係者や代理人と調整しているとしながら「100%ではない」と言葉を濁した。
NBAの各チームには所属選手が五輪、W杯のナショナルチームに招集された場合、拒否する権利はない。所属チームよりもナショナルチームの活動が優先される。八村の代表入りに何ら支障はないものの、長期間にわたって拘束できない。