八村は初年からウィザーズ主軸期待 3年後NBA“MVP”の可能性
和製スモールフォワード(SF)が世界最高峰の舞台に立つ。
20日(日本時間21日)のNBAドラフトで、ワシントン・ウィザーズから日本人初の1巡目(全体9位)指名を受けた八村塁(21=米ゴンザガ大)。早ければ、各チームの若手が出場する7月5日開幕のサマーリーグで実戦デビューを果たし、来季に備える。
トップ10以内で指名を受けた八村は「これからはチームにインパクトを与えるつもりでやる。僕がどれだけできるか楽しみにしている」と、バスケットの本場でのプレーに胸を躍らせた。
八村が日米のメディアの取材に対し、希望に満ちあふれた表情で応じたのも当然か。
バスケット専門誌記者はこう言う。
「八村は1年目から起用法に恵まれそうです。2018―19年シーズンがイースタン・カンファレンス11位に終わったウィザーズは今オフ、チーム再建に乗り出すとみられている。長らくチームの顔だったSG(シューティングガード)のビールらの主力を放出、若返りを図る方針だといいます。八村は将来の主軸として期待されており、出場機会は十分に与えられるはずです。チームを率いるスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)は若手の育成に定評があり、同HCの下でNBAのキャリアをスタートさせることは、八村にとってプラスになるのではないか」