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佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

南米クラシコより北中米カリブ海のサッカーを感じたかった

公開日: 更新日:

 アメリカの攻撃のすべてが、彼から始まると言っても過言ではない程、チャンスシーンにはいつも彼の姿があった。まだ20歳、どこまで伸びるのか、楽しみな選手である。

 大会決勝は、シカゴのソルジャー・フィールドで、アメリカ代表対メキシコ代表の組み合わせ。

 北米と中米の雄同士が相まみえるカードだ。 コパ・アメリカの決勝戦ブラジル代表vsペルー代表に引けを取らない組み合わせである。CONCACAFの存在を世界へ発信する意味でも、国の威信を掛けた情熱溢れる試合になることを期待した。

 北中米カリブ海にも多種多様なフットボールが存在する。メキシコ、アメリカ、カナダが牽引してきた地域だが、ジャマイカやコスタリカなどの経験値高い国に加えてハイチ、パナマ、キュラソー島といった成長著しい国々が控えている。 

 6月初旬にタイで行われたキングスカップに出場したキュラソー島は、東南アジアの覇者であるベトナム代表を退け、カップを持ち帰っている。彼ら次勢力は、世界を驚かすチャンスをうかがっているのである。

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