南米クラシコより北中米カリブ海のサッカーを感じたかった
■エンターテイメント大国・アメリカ
今回のゴールド・カップ取材で幾つもの新鮮な驚きを得た。そのうちひとつが、メディア対応への心遣いだった。
記者席は、通常VIPラウンジとして利用されるエアコンが効いたガラス張りのフロア。座席にはしっかりと名前が書かれ、きちんと割り振られている。今までの取材活動でここまでの好環境は初めてだ。またドリンクはもちろん、軽食ではないメイン付きの食事までもが用意されていた。
先に訪れたFIFA(国際サッカー連盟)主催の女子ワールドカップ(フランス)、CONMEBOL(南米サッカー連盟)主催のコパ・アメリカ(ブラジル)ともにメディア向けには水のみが提供され、公式スポンサーである飲料メーカーは“しっかり”とメディア向け販売ブースを構えていた。
そういえば、コパでは記者席の事前申請を行っていたのに割り振りはなし。数少ないデスク確保には非常に苦労した。
決して“心遣い”が目当てはない。しかし現場では何かと時間に追われながら動く身としては、CONCACAFのいたれり尽くせりの対応が嬉しく、気にせず働ける環境が凄く助かった。