「至学館大は五輪3連覇の吉田沙保里がコーチを務め、一度は監督を解任された栄氏がアドバイザーとして復帰した。依然として栄色が色濃く残っているだけに、伊調としては至学館の牙城を崩したい。至学館以外からトップクラスの選手が出てくれば裾野が広がり、女子の底上げにもつながるだけに若手の強化に本腰を入れるはずです」(レスリング関係者)
日体大はここ数年、女子の強化を進めており、伊調が師事する田南部力コーチの愛娘である夢叶(2年)ら大学のトップクラスの選手が在籍。彼女たちは伊調を慕っており、日頃からアドバイスを求める選手が少なくないという。伊調の引退後の初仕事は夢叶の強化になりそうだ。