防御率5.37でもローテ入り…マ軍雄星はせっせと球速磨き

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 これがヤンキースやレッドソックスなら、クビになっていても不思議ではない。投げるたびに打ち込まれているマリナーズ・菊池雄星(28)のことだ。

 日本時間22日、今季最後となった同地区の対エンゼルス戦は5回を投げて2本塁打を含む9安打を浴びて7失点。大谷にも左中間フェンス直撃の二塁打を打たれて7敗目(4勝)を喫した。

 ここ10試合は1勝6敗。6月24日のオリオールズ戦以来1カ月、勝ち星がない。それでも次回先発は27日のタイガース戦に決定。ローテーションから外れることはなさそうなのだ。スポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「球種はストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップの4種類と限られています。しかもストレートは回転の素直なフォーシームで、ツーシームやカッターのように打者の手元で動く速球を投げるわけではない。107回と3分の1を投げて22本と被本塁打が多いのも、ムービングファストボールを投げないことが大きいと思います。

 広島からドジャースに行った黒田はメジャーで、動く速球を投げることで成功した。菊池もツーシームやカッターを覚えるべきですよ。これだけ精彩を欠いてもローテ落ちしないのは、他にロクな先発がいないからです。マリナーズはエース格のゴンザレスが11勝8敗で防御率4・37、2番手が8勝8敗、防御率4・27のリーク。菊池は3番手の位置付けですからね」

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