男子200m自由形初の銀 松元克央に“繰り上がり金”の可能性
23日の男子200メートル自由形決勝で、1分45秒22をマークして銀メダルを獲得した松元克央(22)。
萩野公介(24)の持つ日本記録(1分45秒23)を更新して、この種目では五輪、世界選手権を通じて日本勢初の表彰台に立った。
男女のエースである萩野、池江が不在の中、新鋭が快挙を達成したが、今後はメダルの色が変わる可能性もある。
1分44秒93で優勝した孫楊(27=中国)にドーピング疑惑が浮上しているからだ。豪紙デーリー・テレグラフによれば、昨年9月に中国国内で行われた抜き打ち検査で、採取した血液が入った容器を金づちで破壊したという。
WADA(世界反ドーピング機関)では、孫の行為を悪質な検査逃れとして本格的な調査に乗り出す方針。今大会に出場する欧州の選手からも「追放すべき」といった批判の声が相次いでいる。
孫のドーピング違反が確定すれば、松元は繰り上がりで金を手にしそうだ。