運営問題連発の韓国でスポーツ国際大会が多いのはなぜか
「またか!」という声が聞こえてきそうだ。
韓国・光州で行われている競泳世界選手権の予選で、スタート台の不具合が続出。男子100メートル平泳ぎの入江陵介(29)も、スタート直前に足を掛ける部分がズレるという前代未聞のアクシデントに見舞われた。
近年は韓国で国際競技大会が頻繁に行われるようになったが、必ずと言っていいほど運営面の問題が発生している。
昨年の平昌五輪では、山間地の頂に造られた「世界で最も危険」と言われるジャンプ台には強風が吹きつけ選手をビビらせた。大会中には警備員や選手にノロウイルスの感染も広がった。
2014年のアジア大会(仁川)では日本のサッカー代表が宿泊するホテルのエレベーターが故障。選手は22階まで歩かされた。同大会のバドミントンの試合中には、韓国選手を後押しするような風が急に吹き出した。
■根底には「日本に追いつき、追い越せ」
歴史を遡れば、88年ソウル五輪では日本選手が柔道やバレーボールで審判の不可解なジャッジに泣かされた。86年アジア大会(ソウル)のゴルフでも、フェアウエーにある日本選手の球が誰かに踏みつけられてウッドクラブが使えない事件もあった。