SB柳田が復活弾で健在アピール…長期離脱はケガの功名か
打った瞬間、それとわかる一発を左翼スタンドに叩き込んだ。
ソフトバンクの柳田(30)が22日のオリックス戦で、復帰後初アーチ。2点リードの七回、逆方向に貴重な追加点となるソロを放った。
柳田は4月に左ヒザ裏の肉離れで戦線離脱。当初は球宴前後の復帰が見込まれていたが、回復が遅れ、21日からの合流となった。
柳田は故障が多く、フル出場した2014年以外はほぼ毎年、何らかのケガで戦線離脱している。故障過多の原因は不明。球団内では「疲労が回復しにくい体質なのかもしれない」という声も出ている。
だが、その説が本当なら、今回の長期離脱はむしろ「ケガの功名」ではないか。柳田は外野のレギュラーに定着した14年以降、負傷を抱えながらも最低120試合には出ている。柳田自身、なかなかケガが治らないことについて「苦しい部分もあった」と話したが、体調を考えればいい“リフレッシュ”になったはず。
ライバル球団にとって、一番嫌な打者が戻ってきた。