エンゼルス首脳陣が温める大谷翔平に来季“三刀流”プラン
来季から、大リーグのロースターは現行の25人から1人増えて26人に拡大する。各球団とも先発ローテを6人(現在は5人)で回すとみられ、日程によって大谷は休養十分で登板することも可能になる。
肝心の大谷の守備力といえば、17年までプレーした日本ハム時代、外野手で62試合に出場して90個の刺殺を記録。失策はわずか1個で、守備率9割9分だった。
「日本ハムでの外野守備を見た限りでは、守備力に不安はありません。むしろ、俊足、強肩を生かして安定した守備が見込めると思う。これまではバットが振れているにもかかわらず、DHの使えない試合で、ベンチ待機を強いられた。打撃でのリズムは掴みにくかったはずですが、守備に就くことは打撃にプラスに働くのではないか」(JスポーツMLB中継で解説を務める評論家の三井浩二氏)
来季はロースター拡大に加え、「大谷ルール」といわれる二刀流登録に関する規定が設けられる。これは「前年かその年に20イニング以上の登板、なおかつ野手で20試合以上の先発(各試合で最低3打席以上)」の条件を満たした場合、「二刀流枠」として登録できるもの。オースマス監督はすでに「来季、大谷をまずは打者として20試合に先発させる」としている。
交流戦ではないものの、早ければ3月26日のアストロズとの開幕戦に「3番・左翼」でスタメンに名を連ねそうだ。