ジャパンの攻撃からはトライの気配が伝わってこなかった

公開日: 更新日:

■南アフリカの粘り強いプレー

 南アフリカが「強かった」と言ってしまえばそれまでなのですが……。

 じわり、じわりとジャパンはプレッシャーをかけられました。

 前半のボール支配率は日本の73%。しかし、27%にすぎない南アフリカは、地域支配率で54%と日本を上回りました。

 長くボールを支配しながら、ジャパンの攻撃からは〈南ア守備網を突破してトライを決める〉という気配が伝わってこなかった。裏を返せば南アの選手が、いかに〈効率的な守備を展開していたか〉ということです。

 後半4、9分と南アにPGを立て続けに決められた。ジャパンは反撃しようにも、南アの選手たちが〈粘り強いプレー〉で立ちはだかった。

 中でも、南アが常にモールで優位に立ち、これがジャパンの選手たちの足を止めていった。モールで南アの選手たちは、何も特別なことをやっているわけではないが、選手一人一人が粘り強く、確実に役割をこなすことでモールが〈強固な塊〉となりました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差