野手は評価渋く…プレミア12“メジャー志望組”に上積みなし
プレミア12(11月2日開幕)に向けて合宿を行っている侍ジャパンメンバーの中で、人一倍、やる気をみなぎらせているのが「メジャー志望組」だ。
広島の菊池涼介(29)はポスティング、西武の秋山翔吾(31)は海外FAで今オフのメジャー移籍を希望。広島の鈴木誠也(25)、ヤクルトの山田哲人(27)も渡米を夢見ている。
プレミアにはメジャー球団のスカウトが山ほどやってくる。彼らの前で少しでも自分の価値を上げたいからだ。
あるア・リーグ西地区球団のスカウトは「メジャーの公式球でもNPB球でもないボールを使用するため、ボールうんぬんでの判断はしにくい。特に野手は相手投手の質で評価が大きく左右されます。二線級、三線級の選手相手に打ったとしても、メジャーで活躍できるかというジャッジをするのは難しい」と言う。
過去にメジャー実績のある選手はゴロゴロいるとはいえ、現段階で40人枠に入る連中の出場は予定されていないから、大会での野手の評価が上積みされることはなさそうだ。