ピッチ派かランニング派 得意なアプローチスタイルをもつ
確かに上げてピン近くに“トン”と落として攻めるのも戦いのひとつである。一方、ランニング派には、グリーン形状を読み切って攻めていく醍醐味がある。
そこでランニング派とピッチ派の違いである。ランニング派のアドレスは、スタンスを狭くして、高く構える。ボール位置はセンターより右寄りに置いてハンドファーストに構えて最初から低く転がるように打っていく(写真①~③)。25ヤード以上の距離になると、右ひざを送り込むのでより転がりのいいアプローチが可能になる。
ピッチ派はボール位置がセンター。重心を低くしてオープンスタンスに構える。インパクト時にはヘッドのほうが先行する感覚でボールが高く上がる(写真④~⑥)。ランニングアプローチはパターの延長の感覚で打つことができるが、ピッチ派はそれなりのレベルにならないと難しい。ランニング派かピッチ派か――。どちらかを持ち味にして不安なくアプローチができれば、スコアメークも大きく変わるのは間違いない。
※取材協力=田原彰乃コーチ(H★A★Gゴルフスタジオ所属)、南総CC