ピッチ派かランニング派 得意なアプローチスタイルをもつ
アプローチの打ち方には大きく分けて2通りのタイプがある。
転がしを主体とするランニング派と、上げて寄せるピッチ派である。
どちらが正しいアプローチなのか、と聞かれても正解はない。確率を重視するならランニングアプローチだ。ただピン近くを狙うピッチングアプローチよりも許容範囲は狭くなる。グリーン形状や落としどころの状況によってピンに寄った、カップに入ったはクラブ選択、判断力が間違っていなかったときに限られるからだ。
しかも、アプローチのクラブ選択には好き好きがある。グリーンそばからサンドウエッジ一辺倒では、距離に応じて8I、9Iと番手を変えられるランニングアプローチより確率は悪くなるばかりだ。
私はミスしないという安心感から、ランニングアプローチが好きだ。ところが、ピッチ派のボールを上げることが得意な人は「上げてポンと落とす」方が、ピンまでの途中の計算や状況判断をしなくて済むから楽だという。この違いは、プレーヤーの性格とプレースタイルの問題である。昔と違い、最近のゴルフ場はワングリーンが主流になり、面積も広くなった。グリーンを外した時には40~50ヤードのアプローチもザラである。奥行きのある3段グリーンなら起伏もうねりも大きくなる。