U-22コロンビアに0-2完敗…森保五輪Jは“ないない尽くし”

公開日: 更新日:

 0ー2というスコア以上に無残な敗戦だった。

 試合後、ロッカールームで森保監督は「東京五輪で金メダル獲得という目標は私だけのものななのか?」「チームで共有している目標ではないのか?」と声を荒げたという。日頃から〈温厚過ぎる〉とヤユされる森保監督が怒りを露にするとは……。これはもうひとつの事件と言ってもいいだろうが、確かに試合を振り返ると指揮官がイライラするのもムリはない。

 現地で取材した元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が「問題山積、前途多難という言葉だけでは済まないほどの多くの課題が噴出しました」とこう続ける。

「左サイドMF久保も右サイドMF堂安も個人での突破力、キープ力など特筆すべきプレーも少なくありませんでした。しかしながら久保と左ウイングバック、堂安と右ウイングバックの選手が連係を図りながら相手を崩すようなシーンは見られず、守備をキッチリこなしながら攻撃にスイッチを入れる役目を担うボランチ2人(中山と田中)も低調なパフォーマンスに終始しました。この2人に限らず、どの局面に置いても選手同士の距離感が悪くて良好なコンビプレーは皆無に等しく、攻守の連係もまったく取れていなかった。コロンビアの選手たちは、高い位置から日本選手にプレスをかけて常に2、3人でボール保持者を囲い込み、ボールを奪取した瞬間に鋭いシュートカウンターを仕掛けるーーと日本代表が〈やろうとしているサッカー〉をまんまとやられた。何から手を付ければいいのか? 指揮官は今、大きな苦悩と戦っているでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が