巨人・岡本が年俸1億円突破 若き主砲支えた「3人の恩人」
夏前、今季限りで巨人を退団した内田順三巡回打撃コーチ(72)にも連絡を入れた。一軍の首脳陣に対し遠慮をする内田コーチに、それでも岡本は助言を求めたという。名伯楽は「今の打ち方は反動を大きく取り過ぎている。前の壁をしっかりつくれ」と伝えたという。
7月の終わりに東京ドームを訪れたBC富山で監督を務めていた二岡智宏氏(43=現巨人三軍総合コーチ)もそうだ。解説の仕事だったが、さるチーム関係者は「和真が苦しんでいるから、話を聞いてもらうだけでもメンタル面の支えになるというか、気分転換になる。和真が二軍時代、二岡は二軍で専属打撃コーチのような関係だったことがあるんです」と話していた。
ある首脳陣は「和真は自分に合うものだけを取捨選択できる」と言う。「いろいろな人の助け」もあって後半戦はV字回復。1億4000万円の使い道については「欲しい物はないのでしっかり貯めておきたい。春のキャンプで、いつもお世話になっている裏方さんに食事をごちそうしたい」と最後まで笑顔だった。
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