ACL準優勝もJでは14位惨敗…浦和はなぜ勝てなくなったのか
むしろJでの低迷を考えれば、中国勢の実力派3チームを撃破しての決勝戦進出は見事だった。
■平均動員数で前年比マイナスに
そんな浦和に関して気掛かりなのは、観客動員に陰りが見えていることだ。
年間の平均動員数は2006年に4万5573人で首位に立つと、13年間連続でその王座を守っている。しかし今シーズンは3万418人と前年比1318人のマイナス。
たとえば湘南戦(2-3)が2万3221人、松本戦(1-2)が2万7038人、C大阪戦(1-2)が2万2640人、大分戦(0-1)が1万9698人と下位チーム、地方チームが相手だと観客動員数はガタッと落ちる。しかも取りこぼしているようでは、客足が遠のくのも自然な流れなのかも知れない。
浦和の人気低迷はメディアにも当てはまる。
「浦和の増刊号を出せば売れた時代は終わった」
元サッカー雑誌の編集者にこう聞かされたのだ。