宮城野部屋ケンカ騒動 白鵬と親方の“ボス二重構造”に原因

公開日: 更新日:

 いくら何でも「鉄拳」はご法度だろう。

 4日、報道陣の目の前で起こった力士同士のケンカ騒動。宮城野部屋で石浦(29)と宝香鵬(30)が殴り合いを繰り広げた。

 三番稽古中、宝香鵬にダメ押しされた石浦がヒザ蹴りを繰り出すと、両者ともにヒートアップ。荒っぽい稽古が続き、しまいには拳を振るっての殴り合いに発展した。最終的に白鵬(34)が仲裁に入って事なきを得たが、大相撲でケンカ腰の稽古はいまに始まったわけではない。

 近年では時津風部屋の豊ノ島と時天空。互いに出世争いのライバルと見定め、稽古で羽目板まで吹っ飛ばすのは日常茶飯事だった。兄弟横綱の若乃花、貴乃花も稽古中は感情をむき出しにし、険悪な空気を漂わせていたものだ。

 それでも彼らは稽古の枠から逸脱することなく、土俵を出れば普通に接していた。まして今回のような公衆の面前での殴り合いなど、前代未聞だ。

 さるタニマチ筋は「もともと、2人は仲が良くないんです」と、こう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ