2度目暴行で引退の貴ノ富士 都内マンションで「同棲謹慎」

公開日: 更新日:

 2019年の角界を騒がせた事件といえば、貴ノ富士(22)騒動だろう。

 18年3月場所中に付け人の顔面を血だらけになるまで殴り、今年9月場所直前には2度目の暴力事件が発覚。協会に自主引退を迫られながら、同月27日には弁護士同伴で会見。自身の暴力を棚に上げ、「厳罰を下しても協会の体質は何も変わらない」などと主張した。

 その後、貴ノ富士は10月11日に「協会に失望した」と、引退届を提出。最後まで自身を正当化し続けた。

 暴行発覚から引退まで、貴ノ富士は協会から謹慎処分を言い渡されていた。謹慎していたのは都内の自宅マンションだ。ある親方は「おとなしく謹慎していたのかどうか……」と、こう続ける。

「貴ノ富士はそのマンションで女と同棲していたんですよ。別に同棲禁止なんてルールはないし、所属部屋で謹慎しなきゃいけないわけでもない。ただ、度重なる暴力事件の責任を取る気もなく、協会に責任転嫁でしょ。そんなに自分が正しいと思うなら堂々としていればいいものを、弁護士以外の電話を無視し、自分は女と引きこもりですからね。師匠の千賀ノ浦さんが心配になってマンションを訪ねても、音沙汰なしだったそうじゃないですか」

 単なるワガママだった貴ノ富士。訴えに誰も耳を貸さなかったのは必然だったのだ。

【連載】2019年スポーツ界「忖度」で埋もれたアノ話

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ