若手成長株に一時劣勢も…大坂なおみ笑顔で初戦突破の収穫
大坂なおみ(22)といえば、試合中の喜怒哀楽をもろに表情に出すことで知られる。ショットが決まって笑顔でガッツポーズする一方、凡ミスをした自分に腹を立てて、ラケットをコートに叩きつけることも。精神面から崩れた試合は少なくない。
そんな大坂が精神面の不安をまったく感じさせなかったのが、20日に行われた全豪オープンテニス1回戦だ。
相手のブズコバ(21=チェコ)は昨季、世界ランク10位以内の選手を3人破った若手成長株。そのブズコバにコースを読まれてリターンエースを食らっても、笑顔すら浮かべてうなずいていたほど。劣勢に立たされても冷静さを失わず、ストレート勝ちした。
「緊張をコントロールしようと心掛けた。グランドスラム1回戦で初めて対戦する選手と戦うのはタフなこと」とは試合後の大坂。
「緊張をコントロール」できるようになったのは今後に向けた収穫だろう。ディフェンディングチャンピオンとして、幸先いいスタートを切ったのではないか。
なお、2回戦では世界ランク42位の鄭賽賽(中国)と対戦する。