大坂なおみ ツアー2連勝&メンタル回復で五輪金へ視界良好
昨年の全米と年明けの全豪を連覇、世界ランク1位に躍り出た後の落ち込みようといったらなかった。大坂なおみ(22)のことだ。
サーシャ・バイン、ジャーメイン・ジェンキンスと2度のコーチ解任。成績不振に加え、精神面まで不安定に。初戦負けした全英の試合後の会見では途中で泣き出し、退席したほどだ。
それでも、コーチ不在のまま9月のパンパシフィック・オープンと10月のチャイナ・オープンを連勝。
7日のイベントに出席した際には「来年はすべてのトーナメントに勝ちたいし、(東京五輪では)金メダルも取りたい」と意欲的に話した。
「チャイナ・オープンはプレミア・マンダトリーといってグランドスラムに次ぐ位置付けの大きな大会です。しかもチャイナ・オープンの準々決勝では全米を制したアンドレースク、決勝では全仏を制したバーティに逆転で競り勝つなど、勝ち方もいい。日本国籍を選択したのは五輪に出て勝つためですし、来季の目標を明確にしているのも好材料。大坂は完全に復調したとみていい」