著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

無観客にあらず…ライブ動画配信で気のない業務放送するな

公開日: 更新日:

 いいか、公益財団法人日本相撲協会の協会員ども。場内あっちゃこちゃから狙っているテレビカメラの向こうには、数百万、否、数千万という、新型コロナ感染を恐れて家にこもって動きも取れず、相撲でも見るかとテレビの前に陣取ったジジババが感染しておる。否、観戦しておるのだ、決して無観客ではないと知れ。昔、NHKの北出清五郎ちゅう相撲専門アナウンサーは、「全国のテレビ桟敷にお座りの相撲ファンの皆さまこんにちは」と表したほどである。

 目の前に観客がいないからって、ぼ~っと業務連絡してんじゃねえぞ!

 だいたい今や「無観客中継」など死語である。若いモンの間ではこれを「ライブ動画配信」と呼ぶのだ。それで巨万のゼニ稼いでるユウチウバ~とかいう連中まで出る時代だ。

 これからいつなんどき、自然災害新種ウイルスが束になって襲来してくるかもしれん時代。「ライブ動画配信」のためのマンパワー育成を図れ。「むかんきゃく」3べん言って「むきゃんきゃきゅ」なんて舌噛むくせしやがって、「張り合いがない」だの「本場所って気がしない」だの、それは気が張ってない証拠だブワカモノめが!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか