朝乃山の大関昇進を後押ししたカド番大関・貴景勝の“惨状”

公開日: 更新日:

「自分の中ではないと思っていました」

 一夜明け会見でこう話したのが、大関昇進が確実となった朝乃山(26)だ。3月場所14日目に鶴竜に敗れて4敗目。この時点で大関昇進基準の「三役で3場所33勝」には届かず、昇進を「ない」と思ったのも無理はない。

 基準に満たない昇進に賛否の声はあるが、大関貴景勝(23)の“惨状”も判断材料になったはずだ。

 貴景勝は今場所7勝8敗。突出したパワーが持ち味にもかかわらず、押し負ける相撲が目立った。

「貴景勝のような短躯肥満タイプは、下半身の力を上半身にいかに伝えて押していくかが重要になる。もしかしたら、足をケガしているのかもしれない。8日目の北勝富士戦では、取組後に左ヒザをかばうように歩いていたのが気がかり。カド番を迎える5月場所も心配だね」(ある親方)

 貴景勝は両ヒザにバクダンを抱えている。もし、今場所後の朝乃山の昇進を見送った場合、両者の成績次第では7月場所は大関ゼロの可能性もあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在