コロナ禍の中断に揺れるJリーグを緊急探訪【群馬・大宮】
新型コロナウイルスの感染拡大でJリーグ再開の見通しが立たないなか、感染者を出したJクラブが苦しんでいる。関東で唯一、コロナ禍に見舞われたJ2ザスパクサツ群馬だ。主軸DF舩津徹也(33)が3月31日に陽性となり、オフだった29日から練習をストップしていたが、活動休止を5月6日まで延長した。選手たちは自宅で体幹強化や有酸素運動に励んでいるというが、焦燥感は募るばかりだ。
■サッカーができないのはやはりストレスです
「症状は咳もなく、味覚症状もなく、ホントに風邪みたいな感じでした」
4月15日に退院した舩津はSNS動画で自身の経過を説明した。26日夜に発熱と倦怠感があり、27日の練習を欠席。28~29日は自宅待機していたが、喉の痛みなどがあり、群馬県内の病院でPCR検査を受け、陽性が判明した。感染源は不明というから、やはり恐い。
彼は4月1日に入院して退院するまでの間、濃厚接触者41人が自宅待機となり、3人が検査を受けた。他に陽性者が出ず、クラブ関係者は安堵したが、練習拠点のコーエィ前橋フットボールセンター(前橋市)は依然として立ち入りは禁止。職員もテレワークが義務付けられている。