著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

コロナ禍の中断に揺れるJリーグを緊急探訪【群馬・大宮】

公開日: 更新日:

 今季は3シーズンぶりのJ2ということで2017年度並みの売り上げを期待したが、その矢先にコロナ騒動に直面した。しかも感染者が出たことによる風評被害もあり、営業面の見通しは明るいとは言えない。

「今回のコロナ感染の件で、スポンサー企業から問い合わせが来ているとは聞いていません。ただ、試合数が減れば返金などの話が出てくる可能性もありますね」と、長谷川宗一郎広報担当も神妙な面持ちで言う。クラブがつぶれるかもしれないという危機感も強まっている様子で、今は立て直しに必死になっている。

 だが、コロナ収束が見えないだけに試練の日々は当面、続きそうだ。

■J2は1億5000万円まで無担保貸し付けが決まったが…

 群馬の隣県・埼玉に本拠を置く大宮も、4月20日までの予定だった練習休止期間を18日、5月6日まで延長すると発表した。高木琢也監督、北嶋秀郎コーチら首脳陣はオンライン会議で善後策を協議しているという。


 埼玉県の大野元裕知事が「大型連休明けには感染者が1000人を超える想定で対策を講じている」と発言している通り、緊急事態宣言が5月6日に終了する保証はない。延長となれば、大宮の活動にも支障が出るだろう。となれば、営業・運営スタッフも身動きの取れない状態が続く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が