松井大輔「コロナ騒動はサッカー界の概念を大きく変える」
松井大輔(39歳 横浜FC・MF)
新型コロナウイルスの感染拡大で2020年東京五輪が1年延期され、U―23(23歳以下)日本代表の選手も不安な状況を強いられている。04年アテネ五輪経験者の松井大輔は「出場資格がU―24(24歳以下)になったのは良かった」と選手たちをおもんぱかった。ただ21年は、22年カタールW杯アジア最終予選も開催される予定なので、五輪強化と日程が重複する。森保一・五輪監督のA代表との兼任がどうなるかも未知数で「チーム強化が難しくなるのは確かだと思う」と松井も懸念を示した。
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ジュビロ磐田でチームメートだったコウキ(小川航基=FW)のように1997年生まれの選手が、年齢制限に引っかからなくなったのにはホッとしました。
東京五輪は日本開催のビッグイベントですし、そのピッチに立てるのは本当に名誉なこと。それを目指してきた選手にとっては大きな決定でしょう。ただ、強化期間が1年延びたということは、今までの主力がそのまま出られる保証はないという意味でもある。しかも、来年はカタールW杯最終予選もあるわけですから、そっちが優先になる選手も出てくる。